お勧めの入浴剤の成分
冬のお風呂は、幸せを感じるひと時です。冷え性で、お風呂で体を温めてからでないと眠れないといった方もいらっしゃることと思います。
しかし、冬のお風呂は、気をつけないと乾燥肌を悪化させる元になります。
熱いお風呂に長時間はいると、肌の保湿成分を洗い流してしまいますし、保湿成分を失った風呂上りの肌からは、どんどん水分が蒸発していきます。
こんな状態を避けるために必要になるのが、保湿効果がある入浴剤です。
お勧めの入浴剤の成分
冬のお風呂では、特に入浴剤が大事になることはお分かりいただけたでしょうか。そこで、入浴剤の選び方として、入浴剤に含まれていると保湿効果が高いと考えられる成分をご紹介します。
それは、セラミド、ヒアルロン酸、スクワランの各成分です。
セラミドは、肌の角質層の細胞間脂質の主要な成分となっているもので、セラミドが豊富に含まれている肌はみずみずしく、しっとりとしています。セラミドには、高い保湿効果があることが分かっています。
ヒアルロン酸は、細胞と細胞の間に存在する成分で、肌の保水力を左右しています。赤ちゃんのときに一番多く、年をとるにつれ徐々に減っていってしまいます。
スクワランは、皮脂に含まれている物質で、皮脂膜の成分になります。天然系の保湿剤で、人の体内でつくられる物質と同質のものですから、皮膚への親和性が高いという特徴があります。
これらの成分には、高い保湿性が認められるので、これらが含まれた入浴剤を利用することで、乾燥肌になるのを防ぐことができます。
避けたい入浴剤の成分
乾燥肌になるのを防ぐためには、避けた方がいい成分もあります。
それは、界面活性剤です。界面活性剤を使った入浴剤は、使用感もよく肌ざわりも良くなるのですが、肌から皮脂膜を取り除いてしまいます。乾燥肌にならないためには、避けた方がいいでしょう。
赤ちゃんやアトピー肌の人向けの入浴剤なら、界面活性剤は使用されていませんので、これらの製品から入浴剤を選ぶのもいいでしょう。