簡単な加湿の方法
乾燥肌の対策にも色々ありますが、そもそも空気の乾燥を防ぐことができれば、乾燥肌に悩まされずに済むはずですよね。
もちろん、外気の湿度を自分でコントロールすることはできませんが、部屋の湿度だけでも快適な湿度に保っておきたいものです。
そこで、冬の乾燥を防ぐために、簡単にできる加湿方法をご紹介します。
湿度とは?
加湿方法をご紹介する前に、湿度について簡単にご説明します。
湿度は、「空気中に存在する水蒸気の量÷その温度で空気中に存在できる水蒸気の量」という公式で求められます。そして、「空気中に存在できる水蒸気の量」は温度が高いほど多くなります。
つまり、「空気中に存在する水蒸気の量」を増やせば湿度は上がり、温度を上げれば湿度は下がることになります。
もし、加湿をしないまま、部屋の温度だけを上げると、湿度は下がってしまうのです。
このことからも、冬には加湿が大切なことが分かります。
簡単にできる加湿の方法
部屋を加湿する方法としては、加湿器を使うことがまず思い浮かぶと思いますが、加湿器というのは一年中使うものではありませんし、「お金を出して買うのはちょっと……」という方も多いと思います。
そこで、簡単にできる加湿の方法をいくつかご紹介します。
その1
水の入った容器を置く。
非常にシンプルな方法ですが、有効な方法です。
浴槽にはったお湯をそのままにしておいて、浴室のドアを開けておくという方法は、ホテルに泊まったときなどには、実践している人も多いかもしれません。自宅でやるときは、カビなどが発生しないように気をつけてください。
その2
洗濯物を室内に干す。
室内に洗濯物を干すと、そこから自然に水蒸気が蒸発して、部屋の湿度を上げてくれます。
部屋干しは臭いが気になるといった方もいらっしゃるかもしれませんが、部屋干し用の洗剤などもありますので、試してみてください。
また、洗濯物でなくても、ゆるめに絞ったタオルをかけておくようにすれば、同じ効果を得ることができます。
その3
観葉植物をおく。
植物は、蒸散といって、その葉から水分を放出してくれます。また、植物が植えられた鉢の土には、水やりをした際の水分がたくさん含まれていて、これが蒸発します。
植物を身近に置くことは、リラックス効果もありますし、お勧めの方法です。