ミドリムシで腫瘍が治る
「ミドリムシ」は学名をユーグレナと言って、植物と動物の特徴を併せ持つ、藻類の仲間です。
自分から、光合成をして、仲間を増やしていくので簡単に培養でき、一方では自力で移動できることから、医学の間でも注目視されています。
「ミドリムシ」の成分の一つに「パラミロン」と言うものがあります。
このパラミロンは、β1,3グルカンを含み、これは、抗菌作用、抗アレルギー作用、代謝の改善に役立つとされ、つまりは、免疫力をアップさせる効果につながるのです。
この効果を利用して、花粉症や、アレルギー体質の改善の民間療法として用いられています。
パラミロンには無数の穴が開いているので、ミドリムシを体内に取り込むことで、この穴に人間の体内の有毒物質や、不要物質を吸着させて体外に排出させます。
これによって、身体に、免疫力が付き、代謝を良くしてくれるのです。
また、漢方で抗がん作用のあるとされている、茯苓、猪苓、霊芝、冬虫夏草、などにもβグルガンは含まれており、東洋医学では、長い間服用されてきました。
ミドリムシに含まれるβグルガンも、抗腫瘍作用・抗がん剤の副作用を抑制する効果、がんの抑制に効果があると、臨床データも出ております。
さらに「ミドリムシ」は、異常の起こった細胞にも反応する為、細胞の異常数を減少する効果が期待できます。
これも、「ガンの抑制・再発防止」と言われる所以でしょう。
ある大学の研究チームが考案した研究によりますと、「ミドリムシ」は、光に向かって進む習性があります。
そこで、その習性を利用して、ミドリムシにがん細胞を検知する細胞を取り付け、
がん細胞や、病原菌を取り除くことは可能なのではないかと発表しています。
近い将来、ガン細胞や病原菌を取り除く効果に期待が持てるのではないでしょうか。